【訃報】料理評論家・服部幸應さん死去著名人ら追悼の声続々！木村拓哉、TOKIO、鎧塚俊彦氏が語る「食の伝道師」

料理評論家の服部幸應（はっとり・ゆきお）さんが2024年10月4日に死去したとの報道があり、その訃報を受けて著名人たちから追悼の声が相次いでいる。享年78歳。服部さんは東京・渋谷区にある服部栄養専門学校で倒れ、病院に搬送されたが、そこで亡くなったという。

著名人たちは、自身のSNSや公の場で服部さんへの追悼の意を表しており、彼の影響力の大きさを物語っている。亡くなる数日前には、多くの人々と食文化について語り合っており、その突然の死にショックを受けている人も少なくない。

著名人たちの追悼メッセージ

TOKIOの追悼

人気グループTOKIOは公式Xで「服部幸應様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。番組を超え、あらゆる面でもお力添えをいただき、料理の楽しさ、食事の大切さを教えていただきました。ご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます」とメッセージを発表した。彼らはテレビ朝日の「愛のエプロン」で共演しており、服部さんの教えが自身の料理観に与えた影響について語った。

木村拓哉の感謝

俳優の木村拓哉は、自身のインスタグラムにて「服部先生、心からご冥福をお祈り申し上げます」というメッセージを投稿。演技したドラマ「グランメゾン東京」の料理監修を務めていた服部さんとの関係を振り返り、その存在の大きさを再認識した様子が伺える。

鎧塚俊彦氏の心情

パティシエの鎧塚俊彦氏も追悼の意を示し、先月の「食文化ルネサンス総会」の際に服部氏と共に過ごした思い出を振り返った。「もっともっとご指導頂きたかった」と彼の存在の重要性を訴え、感謝の意を表した。

服部幸應さんの業績と影響

服部幸應さんは、1945年に東京に生まれ、立教大学を卒業後、昭和大学医学部の博士課程を修了した。1977年からは、服部栄養専門学校の校長に就任し、食育や料理文化の普及に尽力してきた。彼は日本初の料理教育機関を設立した一人として、数多くの料理関係の人材を育成してきた功績が評価され、2015年にはフランス政府から「レジオン・ドヌール勲章シュバリエ」を受章。さらに2020年には、旭日小綬章を受章するなど、日本の食文化に多大な貢献を果たしてきた。

服部さんが提唱した食育の重要性

服部さんは、「食育」は単なる栄養教育ではなく、生活習慣病の予防や環境問題にも結びつく重要なテーマであると説いてきた。彼は多くの講演やメディアへの出演を通じて、健康で豊かな食生活の大切さを広げ、多くの人々に影響を与えてきた。特に、地球環境保護への取り組みや日本食の国際的な普及に尽力した姿は、多くの人に感動を与えた。

服部幸應さんのメディアでの活動

テレビや雑誌での解説者としても広く知られており、多数のバラエティ番組に出演していた。たとえば、フジテレビの「料理の鉄人」では解説者として活躍し、挑戦者として出演することで話題にもなった。また、「SMAP×SMAP」や「愛のエプロン」などの人気番組でも、食に関する分かりやすい解説やユーモラスなトークで多くの視聴者に親しまれた。

年	主な業績
1977	服部栄養専門学校開校
2015	フランス「レジオン・ドヌール勲章シュバリエ」受章
2020	「旭日小綬章」受章

なぜ服部幸應さんは特別だったのか

彼の魅力は、単に料理技術や栄養知識にとどまらず、人々への教え方やその情熱にあった。多くの弟子や料理人たちから尊敬され、慕われていたこともその理由だろう。また、食を通じて人々を幸福にしたいと願ってやまなかった彼の姿勢は、多くの人々に感銘を与えた。その活動は、食文化の発展と健康推進に寄与し、多くの人々の生活の質を向上させてきた。