庵野秀明氏(64)が、2023年10月6日に都内で行われた『宇宙戦艦ヤマト』50周年記念スペシャル上映イベントに登壇しました。彼は今年の7月末に左脚を複雑骨折し、入院していたことが公表されて以来初の公の場となり、多くのファンの前でその姿を見せました。
この日、庵野氏は自らが企画・プロデュースに関与した上映会を司会しました。彼は、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でメカニックデザインを手掛けた出渕裕氏や、アニメ・特撮研究の第一人者である氷川竜介氏と共にトークを展開しました。長時間にわたって立ち続けることが苦手な状況であり、座っているよりも歩く方が楽だと語っており、「なるべく歩く距離を減らしたい」と悩まりつつも、笑顔でイベントを楽しむ姿が印象的でした。
骨折の経緯とその後
庵野氏は7月末に自宅で不運にも左脚を複雑骨折し、その後は入院して治療に専念していました。アニメ製作会社カラーは、公式サイトで「庵野秀明が登壇致します催事をいくつか予定しておりましたが、この度、左脚複雑骨折の為、しばらく入院する運びとなり、出演を辞退させていただくこととなりました。」と発表し、ファンや関係者に対して謝罪の意を表しました。
初めての公の場では、庵野氏の元気な姿が見られ、彼を待ち望んでいた多くのファンたちは安心したことでしょう。出渕氏は、トーク中に「実はさっきまで車いすにいた」と明かし、庵野氏は「まあ、そういうこともありますよ」と笑って返しました。この会話からも彼のユーモアが伺え、観客を楽しませてくれました。
宇宙戦艦ヤマト50周年記念上映会
このイベントは、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』の50周年を祝うものであり、当日は特別な上映が行われました。イベントの第一部では、テレビシリーズ第1話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」が、放送されたその日同時刻に上映されました。庵野氏が語ったように、彼は『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがあったからこそ、今の自分があると公言しています。このような情熱をもってイベントを企画した結果、多くの観客が集まりました。
上映会では、幻の8mmフィルム版も上映され、こちらはテレビシリーズの再編集版であるため、貴重な体験となりました。このフィルム版は1977年公開の劇場版とは異なり、新規ナレーションも使用され、知る人ぞ知る『ヤマト』となっています。このような特別なプログラムは、ファンにとっても非常に魅力的なものであったことでしょう。
特別上映の詳細
日時 | 内容 |
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2023年10月6日午後7時30分 | 「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」第一話上映 |
2023年10月6日午後8時00分 | 幻の8mmフィルム版『宇宙戦艦ヤマト』全3部作上映 |
イベントを通じて、庵野氏は「ヤマトの素晴らしさを後世に残そう」と想いを語り、「初めて『ヤマト』を見る人がいるのが嬉しい」とも話しました。彼の情熱は、ただのアニメへの愛だけでなく、未来へと繋がる文化を作り上げるという強い意志で表現されていました。
FAQs
Q1: 庵野秀明氏はどうして『宇宙戦艦ヤマト』に特別な思いを持っているのですか?
A1: 庵野氏は、『宇宙戦艦ヤマト』との出会いが自分の人生に大きな影響を与えたとおっしゃっています。彼はこのアニメが若い頃からの夢を育むきっかけとなり、多くの後の作品にも影響を与えていると信じています。
Q2: 庵野氏の今後の活動はどのようになる予定ですか?
A2: 水面下では新たなプロジェクトが進行中のようで、公式サイトでは2024年8月のイベントにも登壇予定としていますが、健康状態に寄って変更があるかもしれません。
Q3: イベントでの上映作はいつ公開されましたか?
A3: 劇場版とは異なる特別な上映が行われたのは、1974年のテレビ放送開始からちょうど50年にあたる2023年10月6日です。この機会に多くのファンが集まりました。
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